為替介入について学ぼう

為替介入が最近話題です。

今回は為替介入について調べてみました。

 

為替介入とは?

 

為替介入とは、政府や中央銀行が外国為替市場に積極的に介入して、自国通貨の価値を意図的に影響させる行為を指すんです。これは通常、自国通貨が過度に高くなったり低くなったりした場合に、経済の安定を図るために為替介入が行われます

 

例を挙げてみます。

自国の通貨が強くなりすぎると輸出が不利になります。そのため、政府や中央銀行は自国通貨を売って外国通貨を買うことにより、自国通貨の価値をあえて下げることがあります。逆に、通貨が弱くなりすぎるとインフレを引き起こす懸念があるため、インフレ対策の一環として自国通貨を買い戻し、結果として価値を上げる介入をすることもあります。これが為替介入ですね。

 

為替介入を実行するのはだれ?

 

為替介入は主に政府や中央銀行が実行します。中央銀行は、国の金融政策を担当する機関で、通貨の価値や金利の安定を目指して活動します。為替介入によって、彼らは外国為替市場で直接通貨を売買し、自国通貨の価値に影響を与えます。

 

具体的には、中央銀行が市場に出て自国通貨を売って外国通貨を買うことで自国通貨の価値を下げたり、逆に自国通貨を買い戻して外国通貨を売ることで価値を上げたりします。これにより、輸出の競争力を高めたり、輸入インフレを抑えたりする目的があります。政府は中央銀行と連携して、これらの介入が経済全体に適しているか監督します。

 

日本では、為替介入の実行の指示は主に財務省が行います。財務省は日本の財政政策と国の金融政策の一部を担当しており、為替レートに関連する政策の決定において重要な役割を果たします。具体的には、財務省が為替市場での介入を指示し、その実行は日本銀行(中央銀行)が担当します。

 

IMFのルールは?

 

為替介入は国際通貨基金IMFがルールを定めています。為替市場において、為替レートは基本的に市場で決定されます。為替介入は、無秩序な市場環境に対処することが本来の目的であるため、例外的にしか行われません。

 

だからと言って、国は何発も為替介入を行える訳ではありません。介入の回数もIMFのルールにより定められています。6か月間で3回までであり、各回の介入期間は3営業日以内です。

実行から3営業日を過ぎると、再度実行する際にIMFに介入における申立を行う必要があります。

 

と言っているポストがあったけど4/17頃にルールは設けていないと明言しているので過去の実績を参考にしているものだと考えます

 

介入は何回くらいあったの?

2003年はアメリカの双子の赤字とイラク戦争により円高・ドル安が進行し、これを止めるためにドル買いを実行しました。2003年(1兆円規模の介入): 2003年3月、日本政府は円高を防ぐために外国為替市場に介入し、約1兆円相当のドルを買い入れました。これは、当時の日本政府による過去最大規模の介入でした。

 

2011年は東日本大震災が発生。東日本大震災の後、米ドル/円 為替は円高、円安、再び円高、と乱高下してしまいました。2011年(東日本大震災直後): 2011年3月11日に発生した東日本大震災後、円が急激に上昇しました。これにより、日本政府と日銀は外国為替市場に介入し、円高を抑制しようとしました。しかし、この介入は成功せず、市場の影響は限定的でした。

 

https://note.com/adamero_fx/n/n41ec540ba115

 

2022年5兆6,202億円規模の介入:この効果は限定的でその後円安は進んでいます

 

今までの介入でどれくらい動いたの?

 

まずは介入時の値動きを簡単に見て見よう

2011年は地政学リスクも相まって介入によるトレンド転換に成功していますね。

ただそれ以外は一時的な効果は見込めるもののトレンド転換には失敗しているようです。

 

次は大規模介入時の値動きを詳しくみてみましょう!

 

実際の値動きと合わせて確認してみましょう。

介入でどれくらい動いたの

 

10兆円以上の介入だけをピックアップしてみました。

古いものは日足でしか確認できなかったからまずはそれでチェックしてみよう

状況によるけど、大体1~2%位の動きがありました。

 

変動率から予測するに今回の介入も2022年と同じ規模で実施された可能性が高そうですね。

 

じゃあ実際に2022年と2024年を深堀してみましょう!

これはデータが30分足まで細かく見れるからそれで分析してみます。

 

2022年9月22日30分足

2022年10月22日30分足

 

2022年は9月22日と10月22日に実施されてその日で2回に分けて介入されているね

初動では5円の下落が観測されています。

2024年4月29日30分足

 

2024年5月2日30分足

 

そして今回は4月29日と5月2日に行われていますね。やっぱりこの時も5円くらい一気に落ちているね

 

という事は5円一方向に動いた後に逆張りすればピンポイントエントリーが出来そう!

 

次に今回の介入を1分足で分析してみようね

4月29日は初動で1分間に1.3円の下落があるね

そのあとキリ番を意識した下落が狙われているようなチャートになっているね

 

5月2日はGWとFOMCの後という取引がとても少ない状況下で介入が実行されているね

これにはサキもびっくりです。

 

という事は介入があった後は朝スキャのような逆張りタイプのEAは相性が悪いかもしれないのです!

 

まとめ

 

3回に分けて色々お話したから取引をする上で抑えておいた方が良いポイントをまとめます。

 

①指標が無い時の1分間で1円以上の動き

 

こういう動きがあった場合は介入かもって思った方が良いかもね

②キリ番付近での急落・急騰

①の後にこういう動きは第二波の可能性が有るよ

 

③介入後1ヶ月は要注意

 

2022年は1か月後に介入があったよね

だから今回も6月上旬までは気が抜けないかなって思ってる

 

④取引が少ない時間帯は要チェック

 

週明けや早朝は板が薄く効率的にレートを抑えることが出来るんだよね

だからこういう時間帯にエントリーするようなEAはロットを下げて様子を見た方が良いかもしれません。

 

念のためサキが書いた日付でバックテストしてみてください!

 

3~5円幅の値動きを1~15分で実行しているイメージです

ただ、介入は1回ではなく分割して実行され意識されるラインの形成をさせているように感じます

 

一時的な介入はレートには大きな影響を与えることは出来ません

金利差やその他の経済情勢によって形成されるため、トレンド転換にはなりえないと考えます。

 

為替介入の金利については、次の記事をぜひ読んでください!

 

 

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